逃走/闘争反応と凍りつき反応からソーシャル・エンゲージメントへ

ソーシャル・エンゲージメントに失敗すると、もうこの反応は使われなくなってしまい、逃走/闘争反応が使われるようになります。さらに、逃走/闘争にも失敗すると凍りつき反応を示します。

失敗には色々なケースが考えられますが、最も多いのは幼少期の親子関係といえるでしょう。

 

たとえば、お母さんに微笑みかけても面倒を見てもらえないという経験を重ねるとソーシャル・エンゲージメントは無力だという体験をしてしまいます。

そうなると赤ちゃんは、さらに激しく泣くことになります。闘争反応ですね。 

 

交感神経が優位になって心拍数は高まり、全エネルギーを泣くということに振り向けます。

 

さらに、いくら泣いても振り向いてもらえない赤ちゃんは、次第に泣くことをやめてしまいます。凍りつき反応です。

 

これは、逃走/闘争反応にも失敗したことを意味しています。

そうなると、最後の手段として、凍りきがおこります。

 

大人としては、やれやれ大人しくなったということになるのかもしれませんが、赤ちゃんの体の中では活性化した交感神経を無理やり抑え込むように副交感神経(背側迷走神経)が働いています。

 

心拍数が落ちてしまい、活動もできなくなります。大人でも、大きな恐怖にさらされると固まってしまいますが、それと同じ反応です。

 

表面的にはおとなしくなっていますが、アクセルとブレーキを同時に最大限に踏み込んで、ブレーキの方が勝っている状態です。

鬱や引きこもりもこの状態といえるでしょう。

 

良く使われる神経系はますます伝達がされやすくなりますが、使われないものは錆ついてしまいます。

さらに、幼少期から思春期に至るまで、脳細胞の刈り込みが3回にわたって行われ、使われないシナプスは排除されてしまいます。

 

その結果、逃走/闘争や凍りつきの神経反応を身につけてしまった赤ちゃんは、その反応を容易に示しやすくなり、他の人との絆を感じることは難しくなるでしょう。

 

ソーシャル・エンゲージメントに失敗した赤ちゃんは、その後に人生に大きなハンディ・キャップを負うことになってしまいます。

モラルや倫理観以前の神経的な問題といえるでしょう。

 

しかしながら、お話はこれだけでは終わりません。

明るいニュースもあるのです。

 

人間には肉体を持っている限り、逃走/闘争や凍りつきから、このソーシャル・エンゲージメントに向かっていく自然な力があります。

 

幼少期にソーシャル・エンゲージメントの反応を使えていなくても、TRESE(ソマティック・エクスペリエンス)などで、安全に神経系に蓄積されたエネルギーを解放していくことで、逃走/闘争や凍りつきの神経反応が落ち着いてきます。

 

少しの刺激で身の危険を感じ、逃走/闘争や凍りつき反応を示していたものが、次第に刺激の許容量が大きくなってきます。

 

徐々に、ソーシャル・エンゲージメントが戻ってきます。

活性化していた神経系からエネルギーを解放してあげることで、落ち着きと安らぎを取り戻し、神経的に人と人との絆を感じられるようになるのです。

What's New

クラニオデイ開催されました。

2018年3月27日、クラニオデイが開催されました。

ご来場のみなさま、FB等で応援いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

また、クラニオ・デイの記事をセラピーライフの「業界ニュース」にアップしていただきました。

http://www.therapylife.jp/news/2018/03/327.php 

 

 

雑誌セラピストに記事を掲載いただきました。

セラピスト12月号ボディワーク入門の第2特集で、写真とともにワークを紹介いただきました。

http://www.therapylife.jp/latest/2017/11/201712.php

 

また、Webサイトにも掲載いただいています。

http://www.therapylife.jp/special/2017/11/bodywork.php

 

宜しければご覧くださいませ。

 

 

BCST資格を取得しました。

2017年10月25日、ファイナルプロジェクトの発表をもってBSCT(バイオダイナミック・クラニオセイクラル・セラピスト)の資格を取得しました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

セッションを始めます!

2016年12月1日より、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのセッションを始めました。

よろしくお願いいたします。