ソーシャル・エンゲージメントという見方

皆さんは、初対面の人と出会ったとき、どこを見るでしょうか?

顔? 優しさ? 筋肉? 洋服のセンス? 学歴? お金持ち?

 

学校に通っていたころは、勉強できるかできないか、という尺度でいつも見られていたように思います。

しかし、学校を卒業して社会に出ると、勉強以外のことも大事であることに気付きます。

 

仕事場でも家庭内でも周囲とのコミュニケーションをとる能力も大切になるでしょう。

 

私がトラウマについて学んでいる中で、ソーシャル・エンゲージメントという見方に出会いました。

なかなかよい日本語訳がないようで、そのままソーシャル・エンゲージメントと表記されていることが多いですが、敢えて訳すならや快適な結びつき、絆、愛といった言葉になるのかもしれません。

 

人が生き残るためにストレスや外敵から身を守る反応には、①ソーシャル・エンゲージメント、②逃走/闘争、③凍りつきの3種類があります。

 

①ソーシャル・エンゲージメントは、つながり、愛、思いやりで生き残りを図るものです。人間が生まれてから最初に使う反応であり、赤ちゃんは、お母さんに微笑んで親子のつながりを強め、世話をしてもらうことで生存を確かにしています。

この状態では、安心や喜びに満ちており、心理的にも神経的にも落ち着いているのです。

 

神経的には、腹側迷走神経が働いています。

この神経は、発声や表情、耳の筋肉などコミュニケーションのために使う体の器官に繋がっています。

 

人は、まずこのソーシャル・エンゲージメントを使い、これに失敗すると次に交感神経が活性化して筋肉に血液を送り込み、②逃走/闘争反応を見せます。

逃走/闘争にも失敗すると③凍りつき反応を示します。背側迷走神経が働いて、喉を締め付け、心臓の活動を止めてしまいます。

 

闘争/逃走や凍りつき反応の中では、腹側迷走神経の働きも弱まってしまいます。

体のいたるところがこわばり、喉が締め付けられて声もうまく出なくなり、表情も固まります。

 

 

コミュニケーションを上手にとるためのハウツー本があったりしますが、より本質的には、ソーシャル・エンゲージメントの神経状態を持っていることが大事でしょう。

そのためには、神経にたまった余分なエネルギーを解放し、闘争/逃走や凍りつき反応を和らげていくことが必要となります。

 

コミュニケーションがうまくとれない人は、仲間からも敬遠されたりしますが、それは性格の問題ではなく、神経にたまっているエネルギーの問題かもしれません。

神経から余分なエネルギーを解放すれば、自然と腹側迷走神経が働きだして、余裕ができ、声が落ち着き、表情も和らぎます。

 

神経系が緊張している人はなんとなく周りの人も緊張させてしまいますが、神経系が落ち着いている人は周りにも安心感を与えますね。

 

神経から余分なエネルギーを解放するには、TRESEといった、体からのアプローチも有効だと思います。

是非多くの方に試していただき、ソーシャル・エンゲージメントを深めていただきたいと思います。

 

 

 

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コメント: 1
  • #1

    Kimberli Santo (水曜日, 01 2月 2017 22:32)


    At this time it sounds like Drupal is the preferred blogging platform available right now. (from what I've read) Is that what you're using on your blog?

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クラニオデイ開催されました。

2018年3月27日、クラニオデイが開催されました。

ご来場のみなさま、FB等で応援いただいたみなさま、ありがとうございました。

 

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2017年10月25日、ファイナルプロジェクトの発表をもってBSCT(バイオダイナミック・クラニオセイクラル・セラピスト)の資格を取得しました。今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

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