私たちの人生は、誰もが受精卵から始まります。
人の身体は、一つの受精卵から代謝の動きを繰り返しながら60兆ともいわれる細胞に分化していきます。代謝の動きは、膨らんでは戻っていくので呼吸しているようにも見えます。
一つの細胞がたくさんの異なる働きを持つ細胞に分化し、しかも全体で一つのユニットを形作っていくプロセスは奇跡のように思えます。
手の指を見てみると、皮膚があり、爪があり、外から触れてみると筋肉や骨が感じられます。透けて見える血管の中には血液が流れ、筋肉には神経が通っています。これらすべてが同じ一つの受精卵から始まっています。
しかも、形作られた身体は、種としても個体としても置かれた環境に適応していきます。
セッションの中で、静かにクライアントに触れていると60兆の細胞が全体で一つのまとまりになってくるような感覚がやってきます。
そして、全身で呼吸するような同調した動きを見せてくれます。
まるで、受精卵のころの記憶を思い出したかのようです。
クライアントの方もこの動きを感じることがあります。膨らんでいくように感じたり、溶けていくように感じたり、感想は様々です。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのプラクティショナーは、この同調した動きこそが私たちを健康に向かわせてくれるものと考えています。
静けさの中で全身の細胞が調和していく心地よさを是非ご体験ください。